盤A　ジャケットA 岡村ちゃんの「カルアミルク」と兄弟みたいな歌だと学生の頃からずっと思ってました。今も変わりません。正しく都会の歌。 CHAGE & ASKAの'89年作「WALK」7吋盤です。'92年に短冊CDでも再発されますがやはりシングル盤でこのジャケみるとグッときます。従兄弟がめちゃくちゃ聴いてたから！ https://www.youtube.com/watch?v=lukTLTVoAno シングル向きとはとても思えないプログレッシヴAOR大作。 B面「抱いたメモリー~as time goes by~」はチャゲ節炸裂のポップ・ネオサイケ。洋楽感凄まじい！ https://www.youtube.com/watch?v=-wviY89lEfg ジャケット、盤ともに良好です。あまり入荷しません。

盤B+／ジャケットA 〝しょうぞう〟と読むのか〝せいぞう〟と読むのかわかりませんが、鈴木省三さんという方が1982年にリリースした自主制作シングルが入荷しました。 大阪のNEST RECORDSなるレーベルから出ているということのみであとの詳細は不明。レーベル面に【PLAY SPOT NEST】と書かれているので飲み屋関連かな？と思いましたが（実際連絡先の電話番号は千日前のスナックで現在も生きている模様）、ジャケット左下に【Designing Styling SIGMA Co.ltd.】のクレジットもあってヘアサロンとかそっちの説ある？と混乱を極めております。 歌っている鈴木省三氏についてもとくになんの説明もなく。A面「可愛いそうな女」はタイトルの誤植？のせいで初見気づきませんでしたが、敏いとうとハッピー＆ブルーが歌ってヒットした中村泰士作曲のムード歌謡「かわいそうな女」のカバー。〝かわいそう〟を〝可愛そう〟と書く人きらい。意味が通じないじゃないの。ましてや〝い〟多いし。ぷんすか。 本題はB面、メキシコの作曲家、ロベルト・カントラルが書いた「時計 EL RELOJ」のカバー。世界の様々な言語で翻訳され歌い継がれているボレロ名曲で、日本でもかもまさるの日本語詞バージョンがたくさんの歌手に歌われています。カントラル氏が病床の妻のために書いたなんてまことしやかな噂も流れるほどに切なさの募る楽曲ですが、鈴木省三さんバージョンは気障な歌いっぷりとタメ具合がどこか布施明さん風。どちらかというとデートの終わりみたいなライトな感じがそれまでの「時計」カバーにないタイプでちょっと面白いと思ってしまいました。 鈴木省三「時計（EL RELOJ）」 試聴ファイル： https://tinyurl.com/ceepxfe4

盤A　ジャケットB+ 岡崎友紀の'76年作「グッドラック・アンド・グッドバイ」7吋盤です。作詞・作曲：荒井由実、編曲：萩田光雄。アルバム『14番目の月』で作者自ら歌っている楽曲ですが、オリジナルは岡崎友紀版です。ラグジュアリー・ミディアム・バラードな芳醇作品！B面「ハートを食べて」のオールディー・ガールポップっぷりも実にユーミンらしい～♪ https://www.youtube.com/watch?v=hekotu0XscY

盤B　ジャケットB 内山田洋とクール・ファイブの'70年日劇リサイタルからカットされた4曲入りEP盤です。 前川清のソウル心が炸裂するショッキング・ブルー「ヴィーナス」のカヴァーが入っている！これがあれば2枚組のLPを持ち運びしなくて済むよ！ https://www.youtube.com/watch?v=PtVLMK-eAfw

盤A　ジャケットA ボーイズラブ・メロウ・シティポップ。元まりちゃんズの藤巻直哉率いるすみちゃんとステゴザウルス「キャンパスレポート もっとクリスタル～愛の屈折編」7吋盤（'81年）。何よりコミックソングとして素晴らしい出来栄えです。 https://www.youtube.com/watch?v=qoaDD14j8B8

盤A　ジャケットA シュガーの'84年作「恋はマスカレード」7吋盤です。 B面「MIDNIGH CALL」（作詞：秋元康、作曲：林哲司、編曲：瀬尾一三）がとってもブギってアーバンしている～♪ https://www.youtube.com/watch?v=PrN6rzD1n4E

盤A　ジャケットA 古谷野とも子のデビューシングル「雨」7吋盤です。 オススメはキャロル・キング"空が落ちてくる"歌謡ことB面「私からのお願い」！ ※試聴ファイル：https://tinyurl.com/bdf7x5ep

盤B　ジャケットA 奈良東大寺の住職・清水公照の作詞、うたごえ運動で知られる木下そんきの作曲による「奈良の大佛さん～心象五景～」7吋盤です。 B面に収録の合唱曲版にとても感動しました。 ※試聴ファイル：https://tinyurl.com/mrx63fpb 聴くと奈良をあまり知らない方の頭にも浮かぶであろう厳かな街の景色。お土産に是非！と外国人さんにも奨めたい逸品。

盤A　ジャケットA 双子アイドル：ツインキーの'85年作「いつか嫁ぐ日のために」7吋盤です。NHKファミリー・ドラマ『夢家族』主題歌。作詞：荒木とよひさ、作・編曲：三枝成彰による、普通としか言えないバラード。 https://www.youtube.com/watch?v=oEZsbH1xD7w B面も同じ曲が入ってまして最初カラオケかと思ったのですが、聴いてみたら全くの別アレンジ・ヴァージョンでした。しかも程よくシティ感のあるニューミュージックといった趣きで悪くないの！（挿入歌ってクレジットは怪しいですが。） https://www.youtube.com/watch?v=iYPV6EEQ1Qo こちらA面で全然いけると思うんだけどなぁ。

盤（白レーベル）B+　ジャケットB（テープ跡） バッドボーイズ～リッキー＆リボルバー、そしてリボルバーへ。廣田龍人率いるビートバンドの'86年作「ラジヲもせつない別れ」7吋盤です。 B面「トラヴェリン・バンド」が本領発揮のネオ・ビートルズ・ビートもので大満足！ ※試聴ファイル：https://tinyurl.com/vj72u2jv

盤A　ジャケットA ティン・パン・アレー系～日本フリーソウルもので一番好きかもしれない…りりィ「さようならになった日」（「涙のない町」B面）7吋盤。坂本龍一の素晴らしい編曲仕事！ ※試聴ファイル：https://tinyurl.com/munben3y

盤A　ジャケットA 大阪で生まれた女：大上留利子が歌う「大阪で生まれた女」、たまらんです。 https://youtu.be/nKUfjJztsg4 B面「あの娘のBye-Bye Blues」はらしさ全開の軽快スウィンギン・ソウル！ ※試聴ファイル：https://tinyurl.com/a2d466ft

盤A　ジャケットB 河合奈保子の'88年作「Harbour Light Memories」7吋盤です。作詞：公文健、作曲：河合奈保子、編曲：小林信吾によるアイドル・モータウン・ビート！ https://www.youtube.com/watch?v=geDeRgqkL9w

盤B+／ジャケットB 〈８時だョ！全員集合〉でのコントの爆発的な人気に便乗して発売されたペレス・プラード楽団 PEREZ PRADO AND HIS ORCHESTRA による新録版、1973年のシングル「ちょっとだけよ…タブー TABU 」です。 ジャケットの妙なイラストは和田誠さん風だけどもどうなのかしら？ノベルティ非売品とかでもなくオーディオ・メーカー TEAC のレコード・レーベルから発売されている（規格番号的にこれが初回作品なのでは‥）のもなんだか凄い。わざわざ社員をメキシコまで出向かせ、あろうことかプラード本人に『チョットダケヨ』『アンタモ好キネェ』というセリフを言わせて再録音させたようです。マンボの王様に何をさすんや‥！ 《ペレス・プラード楽団が「ちょっとだけよ」を録音したぞ、ぜんいんしゅうごう！（中略）ちがいのわかるキミには、バッチリかっくいこのレコードをぜひきいてもらいたい。》‥という感じでちびっこファンに訴えかけるよう裏面ライナーノーツもひらがな多め・漢字には総ルビでお送りしていてとても素晴らしいですな笑　楽曲の形容として《じんじんしちゃうぞ》や《カンじるカンじるメロディ》などといったフレーズが使われてますが、果たしてその辺の機微をルビを必要とする齢のこどもたちはしかと汲み取ってくれてたのでしょうか笑 あまり見ない一枚です～。　 ペレス・プラード楽団「ちょっとだけよ…タブー」 試聴ファイル： https://tinyurl.com/2s3t9uk2

盤（見本）B+　ジャケットB+ 三原じゅん子参議院議員の'84年作「じゃじゃ馬ならし」7吋盤です。作詞：及川恒平、作曲：芹澤廣明、編曲：桜庭伸幸によるアダルティ・ロック歌謡。 注目はB面「裸足のストレイ・キャット」ですな。作詞：宮原芽映、作曲：橿原伸彦、編曲：鷺巣詩郎によるアーバン・ダビィ・レゲエ歌謡！ https://www.youtube.com/watch?v=ug53Kr-j_io

盤A／ジャケットB+（歌詞面に日付スタンプ） プロモ・オンリー 東京JAPの真田カオル（実田薫）と立川利明がグループ活動休止後に結成した男女混合6人組ロック・グループ、KAO（カーオ、正式な表記はマクロン付きの〝KĀO〟）。1989年リリースのセカンド・シングル「俺のワイフはサイエンティスト」のプロモ・オンリー7インチが入荷しました。 すわトーマス・ドルビー「彼女はサイエンス」の日本からの回答か？と思いきや、アグレッシヴなビート・ロックでありました。気骨あるベースのファンクネスはちょっとトーキング・ヘッズを思わせたりも。 B面「Over The Ocean」も男っぽいロック・チューンですが、こちらもロイクーなベースが聴きどころですかね。次作までに2年以上のブランクがあるのですが、その頃にはメンバーがほぼほぼ入れ替わってしまって勿体なかったっす。 KĀO「俺のワイフはサイエンティスト」 試聴ファイル： https://tinyurl.com/e2xded7a KĀO「Over The Ocean」 試聴ファイル： https://tinyurl.com/34uzrcz7

盤B+／ジャケットA 岡崎友紀の妹分として1971年に歌手デビューした飛鳥まゆりのファースト・シングル「太陽の季節」です。 作詞：タマイチコ、作曲：長沢ロー（中洲朗）のコンビ（小川知子「ゆうべの秘密」や岡崎友紀の初期楽曲でおなじみ）なので正統的といえる継承。友紀ちゃんよろしくハツラツとした歌唱ですが、より歌謡成分が高くコブシも効いて力強いグルーヴ歌謡の名作ですね。縦横無尽のベースラインと焦燥的なビートがなんともスリリングでDJ対応もばっちり！ 飛鳥まゆりさんは「太陽の季節」を含む3枚のシングルを残したのち、1973年には〝笠井マリ〟と改名し同じく東芝から「娘のきもち」というシングルをリリースしますがその後引退されます。 飛鳥まゆり 「太陽の季節」 1971 https://youtu.be/dI_2s94Zt0k?si=Rw7RSyTcaJLyP30f

盤（白レーベル）A　ジャケットB+ 本宮ひろ志先生作品『硬派銀次郎』イメージ（？）レコード‥山田銀次郎「硬派銀次郎」7吋盤です。。ゲバゲバファンクに乗せて硬派にキメる銀ちゃん‥カッコイイ！幻の名盤解放同盟歌としてもお馴染みですね～。 https://www.nicovideo.jp/watch/sm29368858

盤B＋／ジャケットB+（右下パンチ・カット） 和製サンバ・グループ、OPAとスタ誕出身歌手・鯨井ゆかりの1980年発売コラボレイション・シングルです。コントドラマ〈欽ちゃんの「ちゃ～んと考えてみてネ！」〉主題歌に採用されたA面「街はおしゃべり」はとても優しくピースフルなソフト・ブラジリアン歌謡。しみじみよい～。 ひとりで聴くならA面だけど大勢で聴くなら間違いなくB面だよね！「きっといいことが」は和製ミッシェル・フュガンみたいなハートフル歌謡サンバの大傑作♪ いやな事があってもその後はきっといいことがあるって、こんな素敵に歌ってもらえばうれしいやね。 鯨井ゆかり☆オパ　街はおしゃべり／きっといいことが　(1980.10.5)　"●レコード音源. https://youtu.be/tT8qHq4XhHg?si=D9QSoVRSCWF5ZpbG ↑B面「きっといいことが」は4'36"あたりから。

盤A／ジャケットB+ 横山みゆきのシングル「摂氏100度で抱きしめて」です。アリスから提供されたデビュー曲「秋止符」や「紫陽花」のカバーがヒットしたこともあって〝アリスの妹分〟という感じですかね。こちらは1980年に発売された3枚目のシングルで、両面とも作詞：松本隆、作曲：堀内孝雄、編曲：船山基紀の作品。 A面もポプコンちっくな秀作ポップ・ナンバーですが、より素晴らしいのはB面「水蜜桃」でしょうか。ウィスパーなヴォーカルとアコギの音が涼しい極嬢ミディアム・メロウ大名曲！確か山瀬まみさんもカバーしてましたよね。 〽水蜜桃～水蜜桃～♪のフレーズがサビなのにグッと一段抑えているのがポルトガル語っぽく聞こえてとてもいいです。メロディはどこからどう聞いてもべーやんなのに、聖子ちゃんの初期アルバムに入ってそうな麗しさ＆瑞々しさなのよな。 横山みゆき「水蜜桃」 試聴ファイル： https://tinyurl.com/yckedwxz

盤（見本）B　ジャケットB（シール跡） カルビー･チーズビットCMソング、MAD CAPなる子供グループが日本語で歌う「スキ･スキ want you」7吋盤です。作詩：三浦徳子・つじむつじ、作曲：タケカワユキヒデ、編曲：タイクーン。カオス！なカタコト日本語キッズ・エレクトロ。頭痛がします。 ※試聴ファイル：https://tinyurl.com/ynwzv79h B面「ABCでWOW」は"ビート・イット"なイントロながらこれまたカオスな無ハモリ具合がヤバすぎるエレ・ポップ。 ※試聴ファイル：https://tinyurl.com/yjxr4td7

盤B+／ジャケットC（上部テープ跡、切れ、シワ） 見本盤・白レーベル 時代劇〈騎馬奉行〉主題歌としてヒットした「私は送り風」で有名な70年代SSW、川島康子の1977年発売7吋「あなたのこととなると」です。これがセカンド・シングル。 B面に収録の「遠いあなた」が作詞・作曲：川島康子、編曲：大野雄二による絶品ホンキートンク・ジャズ歌謡でおすすめです。A面のフォーキィな雰囲気とはがらりと表情を変える艷やかで極嬢な歌いっぷりにメロッととろけてしまいそう。丸山圭子女史とかお好きな方ならまちがいなしですね。前年にリリースされたファースト・アルバム「あなた・・・」にも収録されていますが、アルバム版は石川鷹彦のアレンジだったような。LPのほうが手元になく確認できてませんが、大野雄二編曲バージョンはこのシングルのみの収録かな。 川島康子「遠いあなた」[1976] https://youtu.be/2jRJsNZ0a8c?si=jXZXumx9EkhuPaT-

盤B（赤盤）／ジャケットB＋ 山内賢と和泉雅子、「二人の銀座」や「東京ナイト」のヒット曲でも知られる日活仲間の黄金コンビですが、はじまりはここからでした。1966年発売のシングル「ユー・アンド・ミー」です。 〽僕の君　君の僕　二人の仲はユー・アンド・ミー♪ ものすごく簡潔、何かを言っているようで実は何も言ってない歌詞がいとおかしなりける青春エレキ歌謡名曲。アメリカン・ティーン・ポップ界の王子様、ジョニー・ティロットソンもカバーしておりました。作詞はニッポン放送プロデューサー時代の高崎一郎、作編曲は鈴木邦彦。この曲が鈴木邦彦先生の作曲家デビューだったとか。 B面には二人が演じるミニ・ドラマ「（エレキファンタジー）二人の虹」を収録しています。エレキ友達を求める雑誌の文通欄で知り合い、お金持ちの大学生を騙る嘘のプロフィールで親交を深める〝出会い系エレキ〟のベタなやりとりがたまらないですね。もちろん嘘がバレるわけですが。その際にマコが発する『バンドボーイだから卑しいとか』というパンチラインが強すぎて頭から離れません！！！ 【ユー・アンド・ミー】山内賢と和泉雅子1966年 https://youtu.be/8njV12nC4DQ?si=lor6YpaOk-IoSTAN 山内賢、和泉雅子　二人の虹〈エレキ・ファンタジー〉 試聴ファイル： https://tinyurl.com/3yf3ze8d

盤A／ジャケットB+ ポプコン入賞から頭角を現した福岡県出身・伊豆丸礼子＆幸子の姉妹フォーク・デュオ、ウィッシュの1972年発売シングル「御案内」です。 デビュー作というのに歌詞がいきなり『今日お葬式をします』と始まるのすごい（誰か亡くなったというのでなく〝私の愛が死んだのです〟という内容）です。かと言ってどんよりとヘヴィなフォークではなく、ザ・バンド的カントリー・ロックの趣きや美声ハーモニーから導き出される透明感に包まれた秀作。 されど弊店としましてはB面「風は気まぐれ」を推しておかねばなりません。折しも作詞は朝ドラ案件、やなせたかし先生！A面のナイーブな雰囲気とは対照的に瑞々しさが溢れる素敵なガーリィ・フォーク名作なのです。現在もジャズ・ベーシストとして活動されているらしい吉井影興氏の作曲ということで、ベースの動きも素晴らしいです。軽快なソフトロック風のアレンジは同時代に名作品の多い葵まさひこワークスという折り紙付き！ ウィッシュ「風はきまぐれ」[1972] https://youtu.be/XFudVyjWVE0?si=jhGWRkbv_zzPJ6xb ウィッシュ「御案内」[1972] https://youtu.be/BZK8eHk9bJQ?si=vObaddYvpYzYCEQW